MINI GALLERY | Grassland
【 ART KYOTO 2012関連企画 『Grassland』開催！ 】
くちばしニュートロンでは酒井龍一（日本画）と栗棟美里（ミクストメディア）の新鋭二人による展覧会を行ないます。
ART KYOTO meets FUJII DAIMARU 「Grassland」
京都・藤井大丸でのアートイベント。地下鉄四条駅からほど近く、ハイセンスなライフスタイルを提案する百貨店「藤井大丸」で、若手アーティストの展示などコラボレーション企画を行う。イベントの実行委員は関西のアート系フリーペーパーとして人気の「SHAKE ART!」を作る学生達。4月20日から5月6日まで、各階ごとの特別な展示をお楽しみ頂けます。
SHAKE ART! : http://www.shakeart.jp/
藤井大丸 : http://www.fujiidaimaru.co.jp/
会 期｜2012年4月20日 (金) - 5月6日 (日)
会 場｜藤井大丸 3階・4階・5階・6階・7階特設会場
ART KYOTO 2012 www.artkyoto.jp
◎「酒井龍一 ＆ 栗棟美里 二人展」 キュレーション：石橋圭吾 (neutron代表)
会 期｜2012年4月20日 (金) - 5月6日 (日)
会 場｜藤井大丸7階 くちばしニュートロン 店内ギャラリー
入場無料 (店内喫茶コーナーの利用は有料)
日本に通底し続ける「幽玄」の美を追い求め、現代社会を見据える目の先に捉える事象を炙り出す酒井龍一。そして人間の存在の美を「メイクアップ」と皮膚感覚を通じて写真と混合技法で表現する栗棟美里。いずれも今後の活躍がおおいに期待される気鋭の作家が、新作を携えて堂々の出展。neutron代表の石橋圭吾が各々の作品世界を緩やかに繋げ、白と黒の静謐な世界を生み出すキュレーションを行なう。
酒井 龍一
【略歴】
1984 佐賀県生まれ
2005 市立尾道大学芸術文化学部美術学科日本画コース 卒業
2008 市立尾道大学大学院美術研究科日本画 修了
【主な出展】
2010 個展「ゆめか、うつつか、まぼろしか」（neutron tokyo / 東京）
2011 個展「Masquerade」（neutron tokyo / 東京）
【受賞】
2007 「シェル美術賞2007」・作品買上（昭和シェル所蔵）
2011 「Tokyo Wonder Wall 2011」・トーキョーワンダーウォール賞
【予定】
2012 「トーキョーワンダーウォール都庁2011」 / 東京都庁 (2012.5.9 - 5.30)
2012 「TWS-Emerging」 / トーキョーワンダーサイト本郷 (2012.6.9 - 7.1)
個展 / neutron tokyo (2012.5.30 - 6.17)
私は『人間、自然、都市』をモチーフとして、日本人が長年培ってきた『幽玄』という感覚のもと制作をしている。本来、『幽玄』という概念は、『理性の光の届かない暗く奥深い存在』の事を指していて、谷崎潤一郎は「陰影礼賛」で日本の美の真髄は周囲を暗くし、 必要なところに光を当てることによって存在感が強められる事にあると語っている。この闇を条件として、日々生活をする中で、俯瞰し相対するものに光を当て、闇の中から必然的に生まれた日本美を現代の幽玄として解釈し描こうとしている。
「消えてなくなるその前に」 2012 / φ90cm / 紙本彩色 courtesy of gallery neutron
栗棟 美里
【略歴】
1988 兵庫県神戸市生まれ
2011 京都精華大学芸術学部版画コース 卒業
現在、京都精華大学大学院芸術研究科版画分野 在籍
【主な出展】
2010 「ART CAMP 2010」（ギャラリーヤマグチクンストバウ / 大阪）
2011 「烏丸michikusa ART」（ラクエ四条烏丸・COCON KARASUMA / 京都）
2012 「アートフェア東京」（東京国際フォーラム）
【受賞】
2010 「前橋アートコンペライブ2010」・伊東順二審査員特別賞
2010 「第35回全国大学版画展」・美術館収蔵賞
2010 「京展」・版画部門市長賞
2011 「第36回全国大学版画展」・美術館収蔵賞
近年、インクジェットプリント（布）をベースにミクストメディアを制作。撮影した被写体から感じ取ったエネルギーを、パステル等で描画。主なテーマに〈祈り〉〈人〉〈自然〉等。
作品を通じ、作者自身が重要な存在との対話を謀ると同時に、存在の重要性を鑑賞者に提示する。
「energy / 祈り」 2012 / 1940×970mm / ミクストメディア（インクジェットプリント（布）、パウダーファンデーション、ボディパウダー、パステル、ダーマトグラフ）
